ジャパンディスプレイは1月9日、低消費電力を実現するメモリーインピクセル(MIP)反射型液晶モジュールの量産出荷を開始したと発表した。

反射型ディスプレイは外光を反射させて表示を行う為、液晶モジュールの約80%の電力を消費するバックライトを必要としない。

また、MIPは画素に組み込まれているメモリで画像情報を保持するため、静止画の場合は一度情報を書き込みむことで、そのデータを保持し続ける。これにより、低消費電力での画像表示を可能にする。

MIP反射型液晶モジュールは電力をほとんど消費しないため、ウェアラブルデバイスなどの長寿命化が期待できるほか、散乱層の採用により、明るく視認性の高い反射型ディスプレイを実現している。

「0.99"丸型」と「1.39"」があり、どちらもLTPS(MIPタイプ)、液晶モードは反射型ECB。反射率(Typ.)は32%、コントラスト比(Typ.)は20:1、精細度は182ppi、色数は64色となっている。画素数は、「0.99"丸型」が180×180、「1.39"」が205×148.