成功にパターンがあるように、失敗にもパターンがある。失敗する人の特徴を、Forbesが「仕事で絶対に成功しない7つのタイプ(原題:The 7 Types Of People Who Never Succeed At Work)」という記事でまとめている。こんな人には近づかないほうがよいというアドバイスだが、自分への教訓にもなりそうだ。「こうすれば成功する」という指摘が数多い中、「失敗しないためにはどう考えればよいのか」というアドバイスも重要。ぜひとも参考にしたい。

不誠実

非現実的なことや真実ではないことを言う人は要注意だ。たとえば、「底値です」と言って絶対に値引きができないという態度をとっていたが、破談しそうになると急に値段を下げるセールスマンは信用できないだろう。

ビジネスの現場では、大げさな物言いや嘘はうまくいかない。何故なら、"信頼"を得られないからだ。

集団思考

職場ではよくも悪くも集団思考になりやすい。会社は集団であり、"長いものには巻かれろ"が当てはまることもある。だが、長いこと勤務していて新しい技術やルールなど変化をなかなか受け入れない人は、周囲に悪影響を及ぼすだけだ。

このような人たちがいると、組織は健全な成長を望めなくなる。あなたは変化を受け入れているだろうか。はたまた、仕事が「時間がくるまで机に座っていること」になっていないだろうか。自分を振り返ってみてみよう。

悲観的

同僚が仕事でうまくいったときに「本当にあの人の手柄?」「運が良かっただけでしょ?」などと考えるのは、やめた方が良い。負け犬の態度では成功しない。人の成功を素直に受け入れて、喜べる思考が自分の成功にもつながる。

無関心

相手の状況に無関心な態度をとっていないだろうか。例えば、産休を取る同僚に「いいね、ゆっくりできて」と皮肉を言ったり、定時で帰ろうとする部下に「どうせ大した用事はないんだろ? これも終わらせてくれない?」と頼む人はいないだろうか。

冷淡な態度や皮肉、無関心では、社内の信頼を得ることはできない。自分に事情があるように、相手にも事情がある。接する時間が長いからこそ、良き同僚でありたい。

ゴシップ

悪意丸出しのうわさ話は伝染病のように広がる。そのような話には加わるべきではないし、自らが広め役にならないようにしよう。うわさ話で生きているような人が周囲にいるのであれば、どんな話であっても同意しないようにしよう。

自信がない

自信がないことをそのまま態度に示していないだろうか。「よくわからないのですが…」「現時点ではまだ〇〇ですが、必ず…」という反応は自信がないものとして受け取られてしまう可能性がある。

会社はあなたに適当と思われる給与を払って雇っていることを忘れてはならない。堂々と、自分に自信を持って仕事をし、責任を持って行動しよう。逃げ腰では、ビジネスはうまく回らない。

おどおどする

「自信がない」と関連するが、「責任をとりたくない」や「おどおどした態度をとる」「何かあると他人のせいにする態度」は成功につながらないだろう。「クビになったらどうしよう」や「上司が怖い」といった、恐怖の心理で仕事をすべきではない。

"溺れるものはわらをも掴む"ではないが、恐怖を感じると人は正常な態度をとれなくなる。「失敗したらどうしよう」ということもあるだろう。そんな時は、ただあたふたするのではなく、回避したり緩和するための行動をとろう。