Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Opera Softwareは7月2日(ノルウェー時間)、Operaブラウザの最新安定版となる「Opera 15」を公開した。「Opera 15」はChromeやSafariが採用しているのと同じレンダリングエンジンをベースに開発された初のOperaブラウザ。UIが刷新されており、ひとつ前の安定版である12系とは大きく変わっている。

Opera 15における注目点は次のとおり。

  • スピードダイアルの改善。フォルダを使ってエントリをグルーピングできるようになったほか、フィルタを使って特定のエントリを素早く表示できるようになった
  • 最新コンテンツをタイル形式で表示させることができるディスカバー機能の導入
  • ブックマーク、「あとで読む」機能、スタートページのような機能を融合させた「スタッシュ」と呼ばれる機能の導入
  • アドレスバーに検索フィールドとしての機能を統合
  • ブラウザデザインそのものの刷新

Opera 12からOpera 15へアップグレードする場合にはいくつか注意が必要。ほとんどのデータは自動でマイグレーションが実施されるが、いくつかのデータは引き継ぎが実施されない。まずOpera 15にはメーラは付随しないため、Opera 12のメール機能を使っていた場合には、別途「Opera Mail」と呼ばれるスタンドアローンのメーラをインストールして代替とする必要がある。

ブックマークも明示的にOpera 12からブックマークインポーターを使って取り込む必要がある。そのほか、「Opera Link」とのより進んが統合は今後のバージョンで実現すると説明があるほか、ビジュアルタブといったタブ管理機能の拡張、テーマサポートの向上なども今後のバージョンでの対応とされている。データマイグレーションに関しては「Migrate your data from Opera 12 to Opera 15」に詳しい説明がある。

Opera 15動作例

新スピードダイヤル - Opera 15動作例

スタッシュ - Opera 15動作例

ディスカバー - Opera 15動作例

Opera 15.0基本情報 - Opera 15動作例

レンダリングエンジンがWebKit (Chrome/Safari)になっている - Opera 15動作例