NECとNECインフロンティアは、外食業向けクラウドサービス「NeoSarf/FoodService(ネオサーフ/フードサービス)」の機能強化として、二画面タッチパネルPOS「TWINPOS5500 Pi(ツインポス5500ピーアイ)」をはじめとするさまざまな表示端末に適用できる「販促コンテンツ管理サービス」の販売を開始すると発表した。

システムイメージ

「NeoSarf/FoodService」は、外食業のエリアマネージャや店長が、店舗のQSC管理(Quality(商品の品質)、Service(サービス)、Cleanliness(清潔さ)の管理)や勤務管理を行う機能、クーポンを利用したマーケティング機能に加え、遠隔地から店舗の映像・経営指標を閲覧できるリアルタイム店舗管理機能などをネットワーク経由で提供するクラウドサービス。

今回提供する「販促コンテンツ管理サービス」は、店舗内のPOS画面や大型ディスプレイなどに表示するおすすめメニューやキャンペーンなどのコンテンツを店舗側で簡単に設定でき、客層や混雑状況など店舗の状況に合わせてプロモーションを実現するよう機能強化した。

具体的には、席待ち時や会計時に必ず目に触れるPOSレジのカスタマディスプレイ(背面画面)、テーブルに置かれるセルフオーダ端末、大型ディスプレイ等、表示端末ごとに、新メニューや期間限定のキャンペーン、天候や店舗の来客状況に合わせたメッセージなど最適なコンテンツを選択し、最適な時間に表示することにより、タイムリーできめ細かいプロモーションで売上向上に貢献。

設定画面は、サムネイル化されたコンテンツ一覧からコンテンツを選び、表示したい時間帯にドラッグするなど、タブレット端末を使えば指先ひとつで直感的に操作できるため、慣れない店舗従業員でも簡単に設定が可能となる。また、「タイムセール」「おすすめ」など状況に応じてコンテンツを編集できる簡易編集機能により、効果的なメッセージ発信を実現する。

表示するコンテンツを選択して時間帯を設定

本サービスに対応するPOSとして、大画面カラー液晶ディスプレイを採用した二画面タッチパネルPOS「TWINPOS5500Pi」を用意。カスタマディスプレイ(15型)をコンテンツ表示端末として利用できるため、専用ディスプレイを設置する必要がなく、デジタルサイネージシステムを個別に構築する場合と比較し、低価格かつ短期間でデジタルサイネージを活用したプロモーションが可能となる。

さらに、視認性にすぐれたカラー液晶ディスプレイで、垂直・水平方向への角度調整ができ、POS本体は飲食店の環境に適したファンレス設計で障害の原因となる油煙の吸気を防止。また記憶装置には、より信頼性の高いシリコンディスクを採用した。

表示するコンテンツを選択して時間帯を設定

販促コンテンツ管理サービスの利用料金は、月額2,000円(税別)からで、両社は、今後3年間で計10,000店舗に提供することを目指す。