日商エレクトロニクス(以下、日商エレ)は5月23日、日本HPのクラウド向けの「HP 3PAR ユーティリティ・ストレージ(以下、HP 3PARストレージ)」のファイナンスサービスを提供し、中堅・中小企業の顧客のクラウド構築を支援すると発表した。

「HP 3PAR F-Class(F200 & F400)」

これにより、従来、数千万円規模の投資が必要であったHP 3PARストレージが、初期投資不要で月額81,680円(9.6TBの大容量ストレージ)から利用できるようになる。同サ-ビスは、中堅・中小企業向けファイナンスサービスとして提供され、オペレーショナルリース型契約を中心に販売される。

また、災害対策としてのリカバリーサイト構築は複雑で大規模な投資も必要だったが、容易に導入できるシステム構築支援サービスを提供し、仮想化環境におけるBCP(事業継続計画)を身近なものにする。

具体的には、システム復旧ソリューションであるVMware vCenter Site Recovery ManagerとHP 3PARストレージのディザスタリカバリ機能を組み合わせた災害対策システムの構築を支援することにより、クラウド環境の災害対策システムを容易に構築する。さらに、顧客の環境を疑似的に構築し、災害対策システムを検証するサービスも併せて提供する。

さらに、ストレージの利用状況を分析するレポーティングサービスで、ストレージの利用傾向やボトルネックの把握に必要な分析レポートを提供し、物理/仮想化環境を問わず、ストレージのサービスレベルをモニタリングして詳細にレポートする。

価格は、F200(9.6TB構成、128TBまで拡張可能)の場合、月額81,680円から(60回払)。F400(9.6TB構成、384TBまで拡張可能)の場合、月額96,310円から(60回払)。