NTTスマイルエナジーは、太陽光発電システム販売事業者向けに、施主の太陽光発電システムの発電状況を施主宅に訪問せず遠隔から確認できるクラウドサービス「エコめがねi」を5月21日より販売開始すると発表した。

太陽光発電システムの3分の1が何らかの不具合が生じているという調査もあり、販売事業者にとって、太陽光発電システム設置後の定期点検やアフターサポートは販売量に比例して負担が増大している。

同サービスを用いることで、訪問することでしか提供できなかったシステムの点検やアフターサポートを、同サービスで収集したデータに基づき、迅速かつ効率的に実施することが可能となる。

「エコめがねi」の仕組み

同サービスは、「情報開示の承諾を頂いた施主の発電情報を一覧で表示」、「各施主のエコめがね画面の一部閲覧により、施主との情報共有が可能」、「発電状況、見守り情報などをCSVファイルでダウンロード可能」といった機能を提供する。

施主の発電情報を一覧で表示

太陽光発電システム発電の情報は施主宅に設置されたエコめがねPVセンサーによりエコめがねサーバに蓄積される。この情報をWebを介して閲覧することにより、施主宅の太陽光発電システムの発電量の低下を遠隔からいち早く検知することが実現される。

詳細な発電状況

CSVのダウンロードの様子

「エコめがねi」の利用は、エコめがねサービスを販売したシステム事業者であることが前提条件で、エコめがねサービスを申し込む際に、データ開示に承諾した施主のデータのみを閲覧できる。提供料金は契約規模により変化する。