富士通は5月14日、犬に装着して使用する専用の活動測定デバイスを開発し、同デバイスから得られるセンシング情報を基にペットの健康管理をサポートするクラウドサービスを2012年下期より提供開始すると発表した。

同社では、ペットの健康管理をICTで支援するため、携帯電話開発などで培った人間向けセンシング技術を、犬向けの活動測定デバイスに応用して製品化し、飼い主向けにペットの健康管理を支援するクラウドサービスを提供する。

ペットの健康管理サービスの仕組み

今回開発したデバイスは、小型で軽量・省電力のため、常に犬に装着したまま活動状況を記録し続けることができ、デバイスにより歩数・震え・温度変化などを測定し記録することで、ペットが日頃どの程度活動しているかを知ることにより、ペットの体調変化を発見するきっかけとなる。

測定したデータは、デバイス内に一定期間蓄積され、専用アプリケーションとFeliCa通信により、デバイスをスマートフォンやPCに近づけるだけで簡単に読み取ることができる。読み取ったデータは専用のクラウド上にアップロードされ、長期間のデータ保存が可能。

専用デバイスを装着した犬