お客様起点の価値を創造し「ビッグ・アジェンダ」実現を支援

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。 旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。

2011年は日本経済の歴史的な転換点となりました。3月に発生した東日本大震災は未曾有の被害をもたらしました。一方で、グローバル経済をみれば、日本やタイの被災による世界的なサプライチェーンの混乱、欧州危機に伴う金融不安や新興国の台頭など、様々な要素の連動が加速し複雑性が増してきています。

2011年当社は、IBMが提唱するビジョン「Smarter Planet」のもと、被災地の復興計画策定への参画などの「都市のスマート化」、お客様のグローバル化のご支援を通じた「企業のスマート化」に注力しました。これらを支えるクラウド・コンピューティングやアナリティクス(高度な情報解析)において多くの導入実績をあげるとともに、消費者起点で商取引を変革するスマーター・コマース事業を本格化させました。

日本企業にはいま、震災復興への尽力はもとより、グローバル市場に参画し勝ち抜くために、市場拡大によるトップライン(売上)の成長、事業の選択と集中による高付加価値事業への注力、そしてバックオフィス改革を中心としたホワイトカラーの生産性向上によるコスト削減が同時に求められています。

2012年、日本IBMは創立75周年を迎えます。ビジネス・コンサルティングとソフトウェアを核に、IBM自身の変革経験と製品・サービスをはじめとする総力を結集してお客様起点の価値を創造し、「ビッグ・アジェンダ」、すなわちお客様や社会の大胆かつ抜本的な変革のご提案とその実現へのご支援に邁進してまいります。