インターブランドは10月4日、グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2011」を発表した。同ランキングは、グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもの。今回で12回目の発表となる。

今年は、テクノロジー関連のブランドが大きく成長し、トップ10に7ブランドがランクインした。特筆すべきは、前年比58%増となったAppleだ。昨年の第17位から第8位に大躍進した。そのほか、IBM(第2位 /前年比8%増)、Microsoft(第3位/前年比3%減)、Google(第4位/前年比27%増) 、GE(第5位/前年比横ばい) 、Intel(第7位/前年比10%増) 、Hewlett-Packard(第10位/前年比6%増)がトップ10に入っている。

アジアのブランドは、昨年に続き、韓国勢の躍進が目立つなか、日本ブランドでは、Panasonic(第69位/前年比16%増)がブランド価値を大きく高め、Nissan(第90位)が2007年以来、TOP100に返り咲いた。台湾からはHTCが第98位と初めて100位以内にランクインし、アジアからはこれまでの最多となる10ブランドがトップ100にランクインした。

Best Global Brands 2011 トップ10(単位は百万US$)

順位(2011) 順位(2010) ブランド名 ブランド価値(今年) ブランド価値(昨年)
1 1 Coca-Cola 71,861 70,452
2 2 IBM 69,905 64,727
3 3 Microsoft 59,087 60,895
4 4 Google 55,317 43,557
5 5 GE 42,808 42,808
6 6 McDonald's 35,593 33,578
7 7 Intel 35,217 32,015
8 17 Apple 33,492 21,143
9 9 Disney 29,018 28,731
10 10 Hewlett-Packard 28,479 26,867