富士通は6月8日、オーストラリアやシンガポール、米国、英国、ドイツにおいてパブリック型のクラウドサービスを提供開始したことを発表した。

同社が上述の各国で提供を開始したのは、日本国内で2010年10月から提供開始した「オンデマンド仮想システムサービス」と同等のものとされている。同社は今回のサービス提供開始にあわせて、このサービスの名称を「Fujitsu Global Platform FGCP/S5」に変更した。

「Fujitsu Global Platform FGCP/S5」はサーバやストレージ、ネットワーク、ミドルウェア、サービスマネジメントなどを、各国に配置されたデータセンターから統合的に提供するもので、同社によれば、"日本発"として世界展開を行うパブリック型クラウドサービスとしては世界初の取り組みになるという。

「Fujitsu Global Platform FGCP/S5」で提供されるポータルサイトのイメージ