昨年から積極的に雇用を拡大している米Googleが、2011年に過去最多を上回る人員採用を計画している。シニアバイスプレジデントのAlan Eustace氏が公式ブログで明らかにした。

Googleは世界同時不況の影響で2008年後半からしばらく雇用を縮小した後、2010年初頭に長期的なプロジェクトへの投資、企業買収、人材獲得を再開し始めた。同年に過去2番目の規模となる4,500人以上の新規社員を採用。過去2四半期の決算では検索広告を中心としたコアビジネスに、ディスプレイ広告やモバイルなどの新事業の成長が加わり、またWebブラウザChromeに関するプロジェクトも台頭し始めている。Eustace氏によると、こうした事業・プロジェクトの拡大に伴い2011年には、これまでの最多だった2007年の6,000人を上回る雇用拡大を行う。米国だけではなくグローバル規模で人材を募集するという。

Googleは24日に米Fortuneが発表した「働きがいのある会社トップ100」の2011年度版で4位にランクされている。