村田製作所は1月6日、WirelessHD(WiHD)に準拠した第2世代モジュール「WHDM-T005/R006」を開発したことを発表した。

WirelessHD(WiHD)に準拠した第2世代モジュール「WHDM-T005/R006」

WiHDは、家庭内で映像や音楽などのAVコンテンツを60GHzのミリ波帯を用いて無線伝送するための技術で、Broadcom、Intel、LG Electronics、パナソニック、Philips、NEC、Samsung、SiBEAM、ソニー、東芝の10社がプロモータとして、業界団体「WiHDコンソーシアム」を構成し、WiHD規格の制定を行っており、現在、プロモータの他、アダプタとして約40社が加盟している。

今回、同社が開発したのは部屋内においてWiHDに準拠したHD A/Vコンテンツの無線ネットワーク(Wireless Video Area Network:WVAN)を構成できるモジュールで、ソース用がWHDM-T005、シンク用がWHDM-T006となっている。

いずれのモジュールも、SiBEAMの第2世代チップセットを用い、小型かつ熱拡散や電磁波の干渉を考慮した設計とすることで、HD A/V機器に搭載しやすい構造を実現したほか、第1世代モジュール比で、小型化を実現しながらも3Dビデオやバックチャンネルオーディオ信号伝送も可能とした。また同社では、ノートPCやTVの機器内配線の利便性を考慮して、Display Mini Card(DMC)規格に準拠したスプリットタイプモジュールの開発も行っているという。

ビデオ入出力インタフェースはHDMI(12V単一電源動作)を採用。2本の高速RFチャネル(HRP:High rate PHY)を持ち各チャネル最大4Gbpsを実現しているほか、各HRP帯域内に3本の低速RFチャネル(LRP:Low rate PHY)を持ち、各チャネルで10Mbpsの伝送を実現するOmni and Directionalモードを搭載している。

さらに、実装されたOminiLink60技術に基づくビームフォーミング技術により堅固な60GHz無線リンクを構成維持することが可能であり、1080P/60Hz 4:4:4ビデオの非圧縮無線伝送や3Dビデオも伝送可能なほか、2-8ch、音声、32-192kHzのサポートやLRPを使ったバックチャンネルオーディオ信号伝送のサポートが可能となっている。

なお、コンテンツ保護技術DTCPおよびHDCPもサポートしており、消費電流は470mA(Typ)、モジュールサイズは121.9mm×23.5mm×8.2mm(取り付け用突起部を除く)となっている。