総合部門の結果 - 南関東地区が入賞独占!

競技部門の記録とモデル部門の評価を合わせた総合部門での優勝は、競技部門で第3位を受賞した「AEK RUNNER10」が果たした。準優勝はやはり競技部門準優勝の「こっぺぱん♪」が受賞。モデル評価により総合部門では順位が逆転することとなった。

そして第3位は、競技部門4位で惜しくも入賞には至らなかった南関東地区の日立アドバンストデジタル「i-K∀S」が受賞。これにより、なんと上位3位を南関東地区の代表チームが独占する結果に。昨年も強豪・東海地区の代表チームが上位3位を独占してはいたのだが、地区大会開始から2年目の南関東地区としては、まさに下克上とも言える快挙となった。

総合部門の結果

総合第3位となった日立アドバンストデジタル「i-K∀S」

動画
ゼッケン25番「i-K∀S」の第1ラウンド第13ターン、INコースの走行。大胆なショートカットで走行タイム48.8秒、リザルトタイム -41.2秒を記録。対するゼッケン26番「チームHULAパンダ」はモデル部門でTOPPERS賞を受賞したチーム(wmv形式 5.93MB 1分2秒)
同じく「i-K∀S」の第2ラウンド第13ターン、OUTコースの走行。シーソー停止以外は全ての難所をクリアし、走行タイム52.6秒、リザルトタイム -47.4秒(wmv形式 9.67MB 1分43秒)

総合準優勝の神奈川工科大学「こっぺぱん♪」。学生チームながら並居る組込み関連企業チームを相手に大健闘

競技部門3位に続き総合優勝も果たしたアンリツエンジニアリング「AEK RUNNER10」

手前味噌ながら今回、総合優勝を果たした「AEK RUNNER10」には「マイコミジャーナルの優勝インタビューが載る権利」も贈られた。彼らの優勝インタビューも後日掲載予定なのでお楽しみに。

「AEK RUNNER10」には副賞として「マイコミジャーナルの優勝インタビューが載る権利」が送られた

総合入賞独占の快挙を果たした南関東地区だが、今年はセミナーなど独自の企画を多数実施し、入賞した3チームも合同練習を度々行ってきた、言わば"戦友"だったそうで、そうした取り組みの成果が見事実ったようだ。

ちなみに筆者は厚木市出身で、相澤ロボット修復プロジェクトの取材で厚木市の神奈川工科大学には度々足を運んでいるのだが、アンリツエンジニアリングもまた厚木市に本社があり、その親会社のアンリツ(当時は安立電気)には戦前、相澤ロボットを生み出した故・相澤次郎氏も勤めていたようなのだ。今回取材していて、優勝、準優勝ともに厚木と相澤ロボットがらみということで何とも不思議な縁を感じてしまった。

総合入賞チーム記念写真。左から準優勝「こっぺぱん♪」、優勝「AEK RUNNER10」、第3位「i-K∀S」の並び。3チームとも南関東地区代表という大躍進の結果となった