パナソニック電工は、電子材料部門の郡山事業所(パナソニック電工郡山を含む)に多層基板材料の評価・解析を行う「MEGTRON LAB(メグトロンラボ)」を開設したことを発表した。

「MEGTRON LAB(メグトロンラボ)」の内部風景

パナソニック電工が提供する多層基板材料「MEGTRON6」

同ラボは、同社カスタマであるエレクトロニクス機器メーカー、半導体デバイスメーカー、電子回路基板メーカーなどの製品開発に貢献するソリューションを提案することを主な狙いとしたもので、各種の評価技術により、カスタマの製品開発を効率よく、スピーディに行うためのサポートを実施するとともに、カスタマニーズに合わせた新しい多層基板材料を創出することを目指すとしている。

5つの評価ゾーンに分けられており、多層基板材料における機械加工性、耐熱性、計測分析、信頼性、電気計測の評価・解析が可能だ。

なお、パナソニック電工の電子材料本部では、事業スローガンである「Partnering to go beyond. お客様との価値共創」を実践する場として、今回の「MEGTRON LAB」のほかに、フレキシブル基板材料、高放熱基板材料の「FELIOS ECOOL LAB(フェリオス エクールラボ)」を2009年1月にパナソニック電工四日市に、半導体封止材の「ECOM LAB(エコムラボ)」を2010年2月にパナソニック電工四日市にそれぞれ設置、運用しており、同社ではこれら3つを事業スローガンを冠し「Partnering LAB(パートナリングラボ)」と総称している。