富士通は11月30日、Windowsベースのスレート型PC「DL Pad(仮称)」を、第一生命保険に対して約5万台導入することが決定したことを発表した。

富士通が第一生命保険に約5万台納入する「DL Pad(仮称)」

このPCは第一生命保険オリジナルの新端末として位置付けられており、ペンタッチ操作が可能な12.1型液晶パネルを搭載。2012年に稼働予定とされる第一生命の新システム向けに納入される。

納入された新端末は「生涯設計デザイナー」と呼ばれる第一生命保険の営業職員に配布され、提案書や確認用資料を顧客に提示する際に利用されるという。

「DL Pad」はWebカメラを搭載。撮影した画像を事務センターなどに直接転送することが可能になっているほか、内蔵マイクも利用することで、動画や音声による教育やトレーニングなどにも活用される見込み。

盗難や紛失といったトラブル時には、遠隔操作によって操作ロックやデータ消去が可能とされる。