8月26日、「Windows Azure Community 発足パーティ」が開催された。場所は、横浜港をクルージングする旅客船「マリーンルージュ」。200人を超える技術者が参加し、色鮮やかな横浜港の夜景と多彩なライトニングトークを愉しんだ。

発足パーティーが開催されたマリーンルージュ

晴天に恵まれ、屋上デッキも開放された。背景の橋はベイブリッジ

Windows Azure Communityは、「Windows Azureを通じて、技術、交流、実ビジネスを楽しむ」ためのコミュニティ。ユーザー主導の"ゆるふわなコミュニティ"を自称しており、「ちょっと興味がある」程度の門外漢から、実ビジネスでの使用するコアな開発者まで、職種を問わずだれでも参加することができる。

パーティ出席者は、マイクロソフトのWebサイトにて募集。Tech Fielders セミナーの参加者やTech・Ed 2010のハンズオンセッション登録者などに対して優先的に告知され、早期に定員に達した。

Windows Azure Community 発足パーティの様子

パーティの模様はUSTREAMでリアルタイム配信された

デベロッパー&プラットフォーム統括本部 エバンジェリストの砂金(いさご)信一郎氏は、発足の経緯について、「OSSのコミュニティのように、Windows Azureに関係する方々あるいは興味のある方々が、日常の業務から離れたところで技術を楽しめる場を提供したかった」と説明。「もちろん、技術情報の提供など、協力できる部分があれば積極的に協力していく」としたうえで、Windows Azureユーザーが主役なって活動を続けていくコミュニティであることを強調した。

"技術を楽しむ"コミュニティなだけあり、発足パーティは笑いが絶えないイベントとなった。30人が登壇したライトニングトークも、SQL Azureの活用ノウハウを紹介するような実用的なものから、Azure上でゲームをホストする際の課題について冗談を交えながら解説するといったエンターテイメント性の高いものまで、バライエティに富んだセッションが用意され、参加者を魅了した。

ライトニングトークは3つの部屋で同時開催。30ものセッションが用意された

Windows Azure Communityは、今回のパーティをもって正式に発足。出席者の約200人が初期メンバーとなる。今後の活動としては、コミュニティのロゴを投票で決める「ロゴ総選挙」や、FAQを掲載するWebサイトやブログの開設が計画されているほか、勉強会、事例発表会、懇親会、他のクラウドコミュニティとの交流会なども積極的に開催していく予定だ。

閉会の挨拶を担当したマイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏は、船上パーティーの盛り上がりを見て「来年はよい大きな船で開催できるように頑張る」とコメント。さらに、「女性技術者にも積極的に参加してもらいたいので女子部の設立も考えている。クラウドの"におい"のする女性を見つけたらぜひ声をかけておいてほしい」と、さらなる活性化に意欲を見せてパーティを締めくくった。

開会の挨拶を務めたデベロッパー&プラットフォーム統括本部 エバンジェリストの砂金信一郎氏

閉会の挨拶を担当したマイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏

同コミュニティは、Windows Azureの技術情報を仕入れるのはもちろん、業務で溜まったストレスの発散という点でも効果が見込めそうなので、興味のある方はこちらから参加登録するとよいだろう。