京セラコミュニケーションシステム(以下、KCCS)は8月6日、同社のクラウドソリューションの新ブランド「GreenOffice Platform」を発表。年内に4つの新たなサービスの提供を開始する。

「GreenOffice Platform」は、「経営視点で企業の経営を伸ばすためのサービス」として位置付けられた、システムインテグレージョンを柱とした製品(サービス)群の総称。

同社はこれまでにID管理システムなどを含む「GreenOffice」ブランドの製品を提供してきたが、企業のニーズを踏まえて各種サービスをクラウド化する。

「GreenOffice Platform」に含まれるソリューションは以下の通り。

  • クライアント
    「仮想デスクトップ」
    仮想デスクトップ環境をネットワーク経由で利用するシンクライアントサービス(今秋提供予定)
  • プラットフォーム
    「オンデマンドサーバ/オンデマンドストレージ/オンデマンドロードバランサ」
    サーバやストレージ、ロードバランサのITリソースを、必要に応じて従量課金制で提供するユーザー共有型のサービス(機能拡張版を今秋提供予定)
    「プライベートクラウド」
    ユーザーに専用環境を提供。サーバやストレージ、ロードバランサのITリソースを必要に応じて従量課金制で提供
  • ネットワーク
    「モバイルネットワーク」
    WiMAXなどのマルチキャリア型ネットワークサービスを提供
  • セキュリティ
    「Webアプリケーションファイアウォール」
    Webサイトへの不正アクセスを防ぐWebアプリケーションファイアウォールのクラウド型サービス(今秋提供予定)
    「ネットワーク脆弱性診断」
    ユーザー自身で診断が行えるクラウド型ネットワーク脆弱性診断サービス
    「ID管理/アクセス管理」
    社内システムのIDとアクセス権限を一元管理するクラウド型サービス
  • インテグレーション
    「アセスメント」
    物理サーバのリソース利用効率を分析し、アセスメントレポートとユーザーニーズに応じた構成案を提案するサービス(今秋提供予定)
    「クラウドインテグレーション」
    ID連携をベースとした、プライベートクラウドとパブリッククラウドのハイブリッド利用を実現するインテグレーションサービス
    「仮想化インテグレーション」
    情報システムの拡大・複雑化によって分散化したユーザーの物理サーバやストレージを集約・統合するサービス

「GreenOffice Platform」の概要