東芝は7月27日、同社の二次電池「SCiB」をシマノに対して供給すると発表した。

東芝がシマノに供給することになったのは、SCiBセルを組み合わせた電池モジュール。電動アシスト自転車用コンポーネントのバッテリーシステムとして供給されることになる。

セルの監視・保護機能を備えたバッテリーマネジメントシステムを搭載し、走行中やブレーキ制動時のエネルギーを電力に変えて充電する「回生機能」を備えている。東芝はこの回生機能が高く評価されて採用に至ったとしている。

なお、この電池モジュールは、シマノが欧州電動アシスト自転車市場向けに年内に供給開始することになっている新製品に搭載される予定。

東芝はSCiB事業を「成長性の高い新規事業」と位置付けており、同事業の2015年度における目標売上高を2000億円としている。