サイバー・コミュニケーションズは7月14日、ビデオリサーチインタラクティブと共同で実施したスマートフォンユーザーに関する調査結果を発表した。

同調査では、スマートフォンユーザーのうち、女性の比率が38.7%と約4割に達していることがわかったほか、スマートフォンユーザーの個人年収の平均が、スマートフォンを持たないユーザー(ノンユーザー)に比べて146万円も高いといった結果が判明している。

また、スマートフォンユーザーはiPadや3D対応テレビなどのデジタル機器や、乗用車、住宅などの高額商品への購入意向が高くなっており、年収や自由裁量度(小遣い)に関して、とりわけ「関東在住者ではその差が拡大している」とされている。

今回はスマートフォンユーザーとノンユーザーの「1日あたりのメディア総接触時間」についても調査が行われており、スマートフォンユーザーはノンユーザーに比べて62分長いという結果が明らかにされている。

さらにスマートフォンユーザーはノンユーザーに比べてソーシャルメディアに対して積極的に参加する傾向が示されていることから、同社は「スマートフォンユーザーは購買意欲の高さやマーケットインフルエンサーとしての影響力など、"次"のマーケットを予測する視点からも注目すべきユーザー層」だとしている。

今回の調査対象は全国の15~59歳のスマートフォンユーザー男女(中学生を除く)で、調査期間は2010年6月10日から6月14日で、回収サンプル数は「スマートフォンユーザー」が1,000、「ノンユーザー」が500となっている。

スマートフォンユーザーとノンユーザーの平均年収や男女比率に関する調査結果(資料: サイバー・コミュニケーションズ)