NetBeans IDE

15日(米国時間)、NetBeans IDEの最新版となるNetBeans IDE 6.9が公開された。NetBeans IDEはJavaで開発された統合開発環境。もともとJava開発用の統合開発環境だったが、サポートする言語を増やし現在ではC/C++やRuby、PHP、Groovyなどのスクリプト言語もサポートしている。アプリケーションサーバも同梱しており、開発から試験デプロイまでシームレスに開発できるという特徴がある。

NetBeans IDE 6.9の最大の特徴はJavaFXコンポーザが同梱された点にある。JavaFXコンポーザはGUIでJavaFX UIの構築が可能な機能。Swing GUIビルダと同様の機能をJavaFX向けに実現したものと考えるとわかりやすい。そのほかOSGi機能の強化やスクリプトサポートの強化などが実施されている。

Sun MicrosystemsがOracleに買収されたことでNetBeans IDEの方向性が懸念されていたが、OracleはNetBeansを軽量のJava開発環境として継続することを発表。NetBeans IDE 6.9はこの発表通り、従来の開発の方向性のままリリースされた。