Adobe Creative Suite 4で搭載された機能は大きくブラッシュアップ

Adobe Creative Suite 4で搭載された新機能も健在だ。というより、さらに使い勝手を良くした洗練された機能となっている。たとえば、オンライン共有機能を活用する「CS Liveオンラインサービス」は、これまでアドビが提供してきたサービスからさらに制作ワークフローに突っ込んだ形で校正作業やブラウザー検証、Web会議やファイル共有などを実現する。その代わり、「Version Cue」のCS5専用ソフトは姿を消した(サービス自体は継続されているので、既存ユーザーは問題なく利用できる)。

なお、「CS Live」は2011年4月30日までに製品を登録するか、オンラインでサインアップすると、Adobe CS Liveオンラインサービスに12か月間無料でアクセスできる。また、体験版からもアクセスして機能を試用できる。

Adobe Creative Suite 4の内容を見て「これならまだバージョンアップしなくてもいいかな」と考えていた人にはぜひ、体験版でAdobe Creative Suite 5 Design Premiumを試してみて欲しい。どのアプリケーションにも必ず、「この機能を使えば仕事がラクになる」「なんでこの機能が今までなかったんだろう」と思うものがあるはずだ。

アドビ社が考えてきた「メディアの垣根を越えるワークフロー」は、ようやくAdobe Creative Suite 5で実用レベルに至ったという印象だ。しかし、その実用のレベルはそれぞれのメディアのプロが作り込む内容のもの。加えて効率化を促す従来機能も着実な進化を遂げている。手数の掛かる作業に翻弄されている人にこそ、使ってみて欲しいのがAdobe Creative Suite 5 Design Premiumなのである。

価格情報

Adobe Creative Suite Design Premium 24万9,900円
アップグレード版 9万8,700円から
Adobe Creative Suite Design Standard 19万8,450円
アップグレード版 8万4,000円から