11月14日から2010年1月24日まで、うらわ美術館にて「本」の魅力と広がりの一端を、未来派から現代の若手作家の作品から紹介する「オブジェの方へ--変容する『本』の世界」が開催される。

中世の写本や祈祷書、あるいは19世紀末のアーツ・アンド・クラフツ運動から生まれたブック・ビューティフル、さらにピカソやマティスなど近代の巨匠によるリーブル・ダルティスとなど、古今東西、美しい挿絵や装幀、豪華な本などが作られてきたように、現代においてもアーティストたちが美しい本を制作し、本をテーマにした作品が多く制作されている。

うらわ美術館開館10周年として行われる同展は、1,000点を超える同館のコレクションをもとに、未来派から現代の若手作家までを「本」を通して紹介するというもの。

出品作家は、遠藤利克、中村宏、荒木高子、西村陽平、河口龍夫、マルセル・デュシャン、ピエール・アレシンスキー、ジョージ・マチューナスなど多数。詳細はうらわ美術館のWebサイトより。

展示作品より

荒木高子「砂の聖書」1996年

オブジェの方へ--変容する「本」の世界

会場 うらわ美術館 ギャラリーABCD
会期 2009年11月14日(土)から2010年1月24日(日)
開場 10時から17時(月・日のみ20時まで、入場は閉館の30分前まで)
休館 月曜(ただし11月23日、1月11日は開館)、11月24日、12月27日から2010年1月4日、1月12日
入場料 一般500円、大学・高校生300円、中・小学生150円