トレンドマイクは、法人向けにクライアントPCのファイアウォール「侵入防御ファイアウォール 1.1」と、スマートフォンのセキュリティ対策製品「Trend Micro Mobile Security 5.1」を発表した。

これらは、法人向けクライアント/サーバ向け総合セキュリティ対策製品「ウイルスバスター コーポレートエディション 8.0」のプラグインとして動作する。

侵入防御ファイアウォールは、クライアントPC向けのIDS(Intrusion Detection System:不正侵入検知システム)、IPS(Intrusion Prevention System:不正侵入予防システム)機能及びステートフルファイアウォール機能を搭載した製品。WinnyをはじめとしたP2Pソフトウェアやメッセンジャーソフトなど、特定のアプリケーションのネットワークトラフィックを遮断する。

Trend Micro Mobile Securityは、スマートフォン向けのセキュリティ対策製品。旧バージョンのウイルス、スパイウェア検索やファイアウォール機能に加え、スマートフォンの各種機能の利用可否をドメインごとに制限する機能や、遠隔操作でデータを消去する機能などを新たに追加した。対応OSは、Windows Mobile 5.0、6.0、6.1。

「侵入防御ファイアウォール 1.1」は6月17日より提供が開始され、1,000クライアント利用の場合の参考価格は1クライアントあたり1,180円(税別)となっている。

一方、「Trend Micro Mobile Security 5.1」は、6月1日から提供が開始され、1,000クライアント利用の場合の1クライアントあたりの参考価格はスタンダードが2,610円(税別)、アドバンスが5,220円(税別)となっている。

なお、スタンダードは端末管理、ウイルス対策、ファイアウォール、IDSなどを提供、アドバンスはスタンダードの機能に加え、データの自動暗号化、リモートワイプ機能、利用者認証などが提供される。