Mozilla Ubiquity

Mozilla Labsの開発者にしてUbiquityの主要開発者であるAza Raskin氏が、自身のブログにおいてUbiquity: Failed Mouse-Based Interface #1Can Ubiquity be Used Only with the Mouse?What’s up with Ubiquity 0.2?として立て続けに興味深い内容を発表している。

まず次のバージョンアップとなるUbiquity 0.1.3を近いうちにリリースするとしており、0.1.2と比較して実行速度が高速化されると説明されている。メジャーアップグレードとなる0.2ではUbiquityコマンドの配布や取得に社会性の仕組みを取り込み、多くのコマンドをより安全に配布・取得できる仕組みの確立を目指すようだ。

失敗した初期のマウスベースUbiquity - Aza Raskin氏ブログより抜粋

動画で公開されたマウスベースUbiquityの動作例 - Aza Raskin氏ブログより抜粋

さらに注目されるのはマウスベースのUbiquityの動作例が動画で報告された点と、失敗に終わった初期のマウスベース設計が公開されたこと、優れたマウスベースUbiquityを実現するためのデザインをこれから考える必要があると説明しているところにある。動画で紹介されているUIはFennecのデザインに強く影響を受けたもので、テキストを選択すると付近にリンクボタンがポップアップしてきて、クリックすると右サイドにUbiquityパネルが表示される仕組みになっている。あらかじめコマンドがリンクとして用意されており、クリックすることでコマンドをタイプするのと同じ効果が得られる仕組みだ。