凸版印刷の印刷博物館は11月22日より、印刷に関わる資料の蒐集や研究活動を行っている同博物館のP&Pギャラリーにて、企画展「世界のブックデザイン2007-08」展を開催する。世界最高峰のブックデザインや造本技術を、実際に本を手に取って楽しむことができるという。開催期間は、2009年1月18日まで。入場料は無料。

展示図書の一部

Pedro Cunill Grau, Goehistoria de la Sensibilidad en Venezuela, Fundacion Empresas Polar, Caracas「世界で最も美しい本コンクール 2008 金の活字賞」

同展では、ドイツのライプツィヒにて毎年3月に公開されている国際ブックデザインコンクール「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書をはじめ、同コンクール上位入賞の常連である日本・ドイツ・オランダ・スイスに、チェコ・フランス・韓国を加えた計7カ国の優れたデザインの書籍約240冊を紹介。日本からは「造本装幀コンクール」全入選作33点が出展されるほか、韓国からは同展のために選出された30点、フランスからは「Concours des Plus Beaux Livres Francais2007」入選作22点中19点の出展などを予定している。

また、同展開催中には韓国視覚情報デザイン協会の会長、チョン ビョンキュウ氏による講演会のほか、グラフィックデザイナー・工藤強勝を招いた「デザイントーク in TOPPAN vol.6」なども開催される。いずれも参加料金は無料だが、事前の申し込みが必要。

Steffen Martus, Stephan Porombka, Ariane Arndt, Kai Splittgerber (Hrsg.), Lit. Lifestyle, Gluck & Schiller Verlag, Hildesheim「ドイツの最も美しい本コンクール 2007」推薦図書

リュウ ウン キュウ「青鶴、存在する夢 Cheonghak-dong Village of the Sacred Blue Cranes」ワウイメージ出版

「世界のブックデザイン2007-08」展概要

会期 11月22日~2009年1月18日
会場 印刷博物館 P&Pギャラリー
開館時間 10:00~18:00
休館日 月曜日(11月24日、2009年1月12日は開館)、11月25日、12月27日~1月5日、1月13日
入場料 無料