アビッドテクノロジーは、次世代の入出力ハードウェアをサポートした新編集システムの出荷を開始した。SD、HDのすべてのコーデックをリアルタイムに出力可能にした新ラインアップで、全世界で同時に出荷が開始されるという。

「MediaComposer MojoDX」構成例

この新ラインアップでは、「Avid MediaComposer バージョン3.0」、「NewsCutter バージョン7.0」、「Symphony バージョン3.0」となり、「Avid Mojo DX and Nitris DX」および「Nitris DX」という新入出力ハードウェア構成に対応。この構成はグラフィックチップ、CPU、入出力デバイスを高度に統合することにより、HDV、XDCAM HD、AVC-I、Avid DNxHDなどの最新コーデックのリアルタイム処理を実現するという。次世代のあらゆる映像メディアをシームレスに統合することで、編集からフィニッシュまで効率的な制作が可能となる。また、オーディオファイルの同期が簡単に取れる、全構成で使用可能なBroadcast WAV(BWF)用タイムスタンプ・エクスポートツールが追加された。

「Media Composerソフトウェア v3.0」は31万2,900円、「MediaComposer MojoDX」は104万7,900円、MacとWindowsの両システムに対応する「Media Composer Nitris DX」は、2.5TBストレージ付で、417万9,000円より、「Symphony Nitris DX」は、8TBストレージ付で、785万4,000円より。詳細は以下の通り。

今回出荷が開始された編集およびストレージ構成

商品名 価格
「Media Composerソフトウェア」 31万2,900円
「MediaComposer MojoDX」 104万7,900円
「Media Composer Nitris DX」 417万9,000円
「Symphony Nitris DX」 785万4,000円~
「NewsCutter ソフトウェア」 75万6,000円~
「NewsCutter Mojo DX」 302万4,000円~
「NewsCutter Nitris DX」 378万円~