Google App Engine用クライアントのMac版が公開

Googleは米国時間の15日、Google App Engine (GAE) に対応するクライアントソフトのMac版「Google App Engine Launcher for Mac OS X 1.0.2.0」を公開した。4月公開のGAE開発キット (SDK) も収録した同ソフトは、Google Code上に設けられたサイトから無償ダウンロード可能。

GAE Launcher for Mac OS Xは、自身の就業時間のうち2割を好きな作業に費やしてかまわないというGoogleの「20%ルール」を使い、GAE開発チームにより作成された。コードエディタを置き換えるような機能はないが、ワンクリックでWebアプリをブラウザ上に表示したり、ドラッグ&ドロップでアプリケーションプロジェクトを登録したりといった、Macらしい操作性を備えている。

Google App Engineは、Webアプリ開発ツールと公開用のインフラをセットで提供するホスティング環境。Webアプリにはデータベースの「Bigtable」や分散ファイルシステム「GFS」といったGoogleの技術を利用できるほか、信頼性の高いGoogleのインフラをベースにするためシステムの維持・管理が必要ないことから、Webアプリを低コストかつ手軽に公開できる環境として注目を集めている。