日本ユニシスは1日、組み込み開発プロジェクト支援ソリューション「SharedPro」を開発、販売を開始したことを発表した。ライセンス価格は10ユーザー300万円(税別)から。今後3年間で300社、13億5,000万円の売り上げを目指すとしている。

同ソリューションは、Microsoftが提供する統合情報共有基盤「Microsoft Office SharePoint Server 2007」をベースに、日本ユニシスが開発したもの。SharePoint Server 2007の文書管理機能、検索機能、パーソナライズ機能など統合情報共有基盤としての特性を生かし、開発に関連する非構造化データの効率的な管理と、開発チーム内の情報共有促進を目的とした複数の機能を提供する。

主な利用者となる開発プロジェクトメンバーの視点に立ち、利用形態を押し付けないよう配慮。SharePoint Server 2007のコントロールと.NETテクノロジーを活用することで、操作性を確保している。また、クライアントPCとの通信にはHTTP通信を採用。社内システムへの導入も、クライアント側にWebブラウザを用意するだけで利用可能としている。

また、成果物とその属性情報(メタデータ)を関連付けて管理、共有することが可能だ。フォルダアイテムにスケジュールと担当者の属性情報を追加することで成果物/スケジュール/進捗/担当者など、開発環境におけるリレーションを管理し、統合的な成果物共有を実現することができる。

このほか、SharePoint Server 2007をベースとした情報共有やECM(Enterprise Content Management)の機能が提供されている。高度にSharePoint Server 2007と連携することで、格納した成果物のバージョンやコメントを属性情報とした管理や、高度な検索機能により、利用者の文書の利用および再利用を促進させることが可能だ。また、BlogやWiki、掲示板など、SharePoint Server 2007の他のWebパーツと組み合わせて、さまざまな開発環境に合わせたコラボレーション環境を提供することが可能となっている。