BI基盤機能としては、レポーティング機能が強化されたほか、Excelで利用できるデータマイニングアドインが提供された。

レポーティング機能では、従来のグラフだけでなくゲージ形式のレポートが可能となった。ゲージはスピードメーターやヘルスメーター的な放射状と、温度計的な線形のものがそれぞれ複数用意されている。ゲージの形状を選択した後、ゲージの針や数値表示などに対して値の設定を行うとデータベースの内容と連動したゲージが表示される。値の設定は針を直接選択して設定画面上のプルダウンメニューで値を選ぶなど、WordやExcelのような感覚で利用できるのが特徴だ。

このようなゲージ形式が利用可能

放射状スケールのプロパティ

データマイニングアドインは、Excel上から「バスケット分析」などを実現できるツールだ。ソースとして利用するデータをExcelで開き、予測したい対象などを設定画面で指定するだけでバスケット分析が実現できる。分析結果はExcelのシートにリストとして表示するだけでなく、図式化することも可能だ。図式化された「依存関係ネットワーク」は表示する関連性の強さを簡単に切り替えながら表示することができるため、より強い関連性を持つものだけを表示する、特定項目に着目してそれに関連するものを段階的に確認する、といったことができる。

バスケット分析

依存関係ネットワーク

斉藤氏はこのプレビュー版について「すべての機能を非常に高いクオリティで評価できる。4月に開催される製品発表イベント時にもこのCTP2月版のみが提供される状態であり、このプレビュー版で評価を行えば間違いない。今後は広く配布し、評価を促して行きたい」と語った。

各エディションの機能比較表