もう気がついているiGoogleヘビーユーザも多いと思うが、17日現在iGoogleで提供されているテーマが18に増えている。しかも追加されたテーマはYves Behar氏、John Maeda氏、Troy Lee氏、Mark Frauenfelder氏といったデザイナらによって作成されたものでGoogleから提供されたものではない。

Googleは2007年11月7日(米国時間)の時点でさらに5つのテーマを追加。テーマ追加の要望はこれまでも多く、2007年11月7日(米国時間)の時点で追加されたテーマはそれに対する暫定的な処置だった。iGoogleの開発者はGoogleがテーマを追加するのではなく、テーマ作成用のAPIを提供してユーザに自由にカスタマイズできるようにすることを話していたが、16日(米国時間)、ついに同構想を実現するための「iGoogle Themes API」が公開された。

Earth-light - Yves Behar氏 - 日照場所が日や季節ごとに変化する

Simplicity is Complex - John Maeda氏 - 計算式で作成されたグラフィック表示

Supermoto Mayhem - Troy Lee氏 - モーターサイクルデザイン

Adventure in Lollipopland - Mark Frauenfelder氏

追加されたテーマがGoogleからの提供ではなくデザイナからの提供とされているのは、公開されたAPIを使って作成されていることを強調するためだ。これら4つのテーマはGoogle Themes APIを使ってテーマを作成する際のサンプルとしても活用できる。

Google Themes APIを使って作成できるテーマは背景画像やカラーを指定するといった静的なもののみならず、時刻などによって表示をダイナミックに変更する機能も含んでいる。公開されたデータではYves Behar氏が作成したEarth-lightがいい例だろう。同デザインでは時刻や季節を加味して日照場所が明るく表示されるようになっている。

Google Themes APIを使って作成したテーマは、iGoogleガジェットディレクトリのようにディレクトリに登録できる。今のところGoogleが提供しているテーマと今回追加されたテーマのみが登録されているが、今後はユーザやデベロッパが作成したテーマが追加されることになる。