検索コントロールは地図の大きさに注意
検索コントロールは、What/Whereというフォームにキーワードや地名を入力すると、地図上に関連する場所をプッシュピン型のアイコンで示したり(What)、入力された場所まで移動してくれたり(Where)するものだ(図9)。ShowFindControl()/HideFindControl()の各メソッドで表示/非表示を切り替える(リスト4)。

【図9】検索コントロールの表示例(白地のフォーム、画像は650x300ピクセルで表示)

リスト4 検索コントロールを表示する例(JavaScript抜粋)

veMap.LoadMap();
veMap.ShowFindControl();

これがあらかじめ組み込まれているのはありがたいのだが、フォームの表示位置やレイアウトは固定で、最低でも地図の横幅が650ピクセル程度はないと全体を表示させることができない。アプリケーションの表示画面を設計する際に注意すべきポイントだ。


メソッドのまとめ
最後に、地図上に表示可能なコントロールの表示/非表示を切り替えるメソッド(いずれもVEMapクラス)を表1にまとめておく。これらを用いると地図のインタフェースを変えることができる。詳細はこのクラスのリファレンスを参照していただきたい。

表1 表示コントロール用メソッド

メソッド名 表示 / 非表示メソッド
ダッシュボート ShowDashboard() / HideDashboard()
ミニマップ ShowMiniMap() / HideMiniMap()
検索コントロール ShowFindControl() / HideFindControl()

次回は、地図の中心点など、Ajaxプログラミングで用いるために必要な情報を取得してみよう。Virtual Earthの操作はまだ始まったばかりだ。引き続きお付き合いいただきたい。