地図上のコントロールの表示/非表示を切り替える


ダッシュボード
図4の左上には、「Road(地図)」「Aerial(航空写真)」やルーペのアイコン(拡大/縮小を行う)などが表示されている紺色のL字型の部分がある。これらはダッシュボード(Dashboard)と呼ばれている。

ダッシュボードの大きさは、LoadMap()の実行前にVEDashboardSize.Smallなどで指定する。図4はNormalだが、図5にSmall、図6にTinyの場合を示す。

【図5】ダッシュボード(VEDashboardSize.Small)

【図6】ダッシュボード(VEDashboardSize.Tiny)

アプリケーションによっては、これを消して地図のみを表示させたいこともあるだろう。ダッシュボードの表示/非表示を切り替えるには、LoadMap()メソッドの実行後に、ShowDashboard()/HideDashboard()の各メソッドを実行する(リスト2)。

リスト2 ダッシュボードの操作例(JavaScript抜粋)

veMap.SetDashboardSize( VEDashboardSize.Small );  // 図5参照
veMap.LoadMap();
veMap.HideDashboard();    // 非表示にする場合

ミニマップ
図1の右上に、現在表示中の地域の周辺を示したミニマップが表示されている。これはShowMiniMap()メソッドで表示できる。引数は、ミニマップの左上のX,Y座標(ピクセル単位)と地図の大きさ(Small/Large)だ。地図の大きさはVEMiniMapSizeで表す(リスト3)。

リスト3 ミニマップを表示する例(JavaScript抜粋)

veMap.LoadMap();
// 小(152ピクセル四方)の場合
veMap.ShowMiniMap( 198, 198, VEMiniMapSize.Small );
// 大(194ピクセル四方)の場合
veMap.ShowMiniMap( 156, 156, VEMiniMapSize.Large );

ミニマップの大きさは、VEMiniMapSize.Smallで152ピクセル四方(図7)、VEMiniMapSize.Largeでは194ピクセル四方(図8)ということをおぼえておくと(バージョン6.0の場合)、地図の表示位置の目安になる。

【図7】ミニマップ(Small)表示例(右下、ダッシュボード非表示)

【図8】ミニマップ(Large)表示例(右下、ダッシュボード非表示)