pgpool-IIのインストール

まずは、各機能を紹介する前にpgpool-IIのインストール方法を説明する。http://pgfoundry.org/projects/pgpoolからソースコードをダウンロードし、ソースコードを展開する。あとは、configure、make、make installとほかのUNIX系のソフトウェアと同じ方法でインストールする。なお、pgpool-IIではlibpqをリンクするので、環境変数PATHにpg_configが通っているか確認する必要がある。もしPATHが通っていない場合は、configure実行時にPATHを設定すればよい。

ここでの例では、/usr/local/pgpoolにインストールする。インストール先を変更したい場合は、configure --prefixオプションを変更する。なお、今回の例では/usr/local/pgpoolディレクトリがインストールユーザで書き込めるように設定してあるものとする)。

% tar zxf pgpool-II-1.2.1.tar.gz
% cd pgpool-II-1.2.1
% PATH=/usr/local/pgsql/bin:$PATH ./configure --prefix=/usr/local/pgpool
% make
% make install
% ls /usr/local/pgpool/bin/pgpool
pgpool

インストールが完了すると設定ファイルの雛形が作成されるので、これをコピーする。

% cp /usr/local/pgpool/etc/pgpool.conf{.sample,}

以上の設定で、/usr/local/pgpool/etc/pgpool.confがpgpool-IIの設定ファイルになる。起動するには、

% pgpool -n &

とコマンドを入力する。停止させる場合には、

% pgpool -n stop

と実行する。