ライントレースカーでセンサの役割を理解しよう - 村田製作所による電子工作教室

同じ6日には、HALL 7に設置されていた出展者セミナーCDにて、村田製作所主催による「電子工作教室」も開講された。CEATECでの開講は今年が第1回目。

講義は10:30/13:30からの2回で、講義時間はそれぞれ約120分。参加者は事前に村田製作所のWebサイトから応募した各20組40名(合計40組80名)であった。半田ごてを握ったことのない参加者が大半だったようだ。

教材にはイーケイジャパン製のエレキット・シリーズ「ライントレースカー」を使用。その理由は「『ムラタセイサク君』と関連して、センサ応用のロボット製作を体験してもらいたかったから」とのこと。

教材として使用されたイーケイジャパン製のエレキット・シリーズ「ライントレースカー」

「電子工作教室」の会場内風景

『ムラタセイサク君』の製作者の一人でもある村田製作所の吉川 浩一氏も登場

CEATECの会場内を走行する『ムラタセイサク君』

講師は誠文堂新光社の『子供の科学』で電子工作についての連載記事の執筆などを行っている伊藤尚未氏だった

講師の実作業を見ることができるように、講師の手元にはカメラも設置されていた

こちらは親子で参加。2人で熱心に作業を進めていた

やけどに注意 - 半田ごてでやけどなどしないよう、スタッフがていねいに指導

…とは言え、半田付けにはやけどはつきもの(?)。そのため、会場にはやけどを冷やすためのパックが用意されていた

もう少しで完成 - 最後にセンサのチューニングを行っているようす

ライントレースカーのチューニングが済み、テストが終わると、自分でコースを描いて試走させてみる

最後に、それぞれが作ったラインとレースカーを樹形図のようなコース上で走らせてみた - ゴールにはLED付きキーホルダと携帯ストラップが置かれ、たどり着いたラインとレースカーの製作者にプレゼントされた

参加者には、講師の伊藤氏から「~未来のエンジニア~認定証」と記念品が授与された

最後に『未来のエンジニア』の記念撮影

村田製作所では、電気や電子のことを知ってもらおうと、各地でワークショップを開催している。11月10日から11日に京都市青少年科学センター(京都府京都市伏見区)で開催される「青少年のための科学の祭典 京都大会」の村田製作所ブースでは、同社広報部の吉川氏によるムラタセイサク君の開発話や、理科実験を行うという。