NECビッグローブは6日、携帯電話向けサイト運営事業者を対象に、サービス構築基盤をASPで利用可能な「ケータイ基盤ミニ」の提供を開始した。サイト事業者は、必要な機能のみを組み合わせて最小構成でサイトを開設することができ、サイトの規模を拡張するに従って機能を追加することも可能。

同サービスの特徴は、課金やコンテンツ配信、会員登録などの機能より、必要な機能の選択が自由である点。また、利用者の増加にあわせて随時、機能追加が可能なので、事業者側にとっては初期投資のリスク軽減につながる。

「ケータイ基盤ミニ」で提供されるサービス。事業者は必要な機能のみを組み合わせてサイトを構築できる。後からの拡張も可能

また、待ち受け、着うた、電子書籍などの目的別テンプレートを同時提供しており、短期間でのサイト開設や効率的なサイト運用が見込めるとしている。さらに、各機種に対応した画面サイズの調整や、各キャリア別のコンテンツを自動判別してダウンロードする機能を提供するほか、同社独自開発の「カスタムタグ」の導入により、キャリアごとに異なるページや新機種に最適なページを一括作成することが可能になっている。

サイト更新は「カスタムタグ」を使うことで効率化できる。カスタムタグは、HTMLの知識があれば、新たにプログラムを開発しなくても簡単にさまざまな機能を利用できる、BIGLOBEオリジナルの記述方式

同社は、10年以上に渡って提供しているWebサービスの実績や、250以上もの携帯電話向けサイトの企画/運用を手がけたノウハウを活かし、24時間365日対応の監視体制の下、安定したサービス提供の実現を図り、3年間で100社への提供を目標とする。