オーバーチュアは12日、検索連動型広告「スポンサードサーチ」の掲載順位決定方式を変更したことを発表した。

スポンサードサーチでは、これまで広告出稿主からの入札価格だけで掲載順位が決められていたが、今後は「広告の品質」という基準が取り込まれるという。広告の品質とは、該当広告の過去のパフォーマンスと今後の予想パフォーマンスによって決定される要素で、クリック率をはじめとするさまざまな指標によって算出される。

今回の変更により、他の広告に比べて入札価格が低い場合でも品質が高ければ上位に掲載されるケースがあるという。なお、広告の品質は、スポンサードサーチの機能である「広告テスト」や「広告最適化機能」を活用することで向上させることが可能。

オーバーチュアでは、今回の変更により、今後は従来以上にユーザーの関心に適合した広告を上位に表示できるようになるため、ユーザーの満足度が高まるとともに、広告主に対するユーザーからの引き合いも増える可能性が高いと期待を寄せている。