パッケージ・エクスプローラー

これまではクラスパスにライブラリを追加するとプロジェクトの直下にライブラリが一覧表示されていたため、特に大規模なプロジェクトにおいて参照するライブラリが多くなるとパッケージ・エクスプローラーが見づらくなってしまうという問題があった(フィルタ機能でJARファイルを非表示にするという方法はあったが)。Eclipse 3.3ではプロジェクトが参照しているライブラリを以下のようにまとめて表示するようになり、すっきりとしている。

図 24: パッケージ・エクスプローラー

また、Eclipseの設定の「Java」→「Appearance」で「Show colored labels」にチェックを入れることで、パッケージ・エクスプローラー上にノードの追加情報として表示されるラベルを色分け表示することができるようになった。細かい部分ではあるがパッケージ・エクスプローラーの視認性が向上するはずだ。

図 25: パッケージ・エクスプローラーの色分け表示を有効にする

図 26: ラベルが色分けされて表示される

リファクタリング

これまではリファクタリングを実行する前には必ず未保存のファイルを保存する必要があった(リファクタリング時に未保存のファイルがある場合は保存していいかどうかを確認するダイアログが表示されていた)が、Eclipse 3.3では未保存のファイルがあってもリファクタリングが可能になった。

また、変数名やメソッド名の変更([SHIFT]+[ALT]+[R])に関しては、エディタ上で直接変更できるようになった。名称の変更はリファクタリング機能の中でも特に頻繁に利用する操作なのでダイアログを経由せず少ない手順で操作が可能になったのは嬉しい。

図 27: リファクタリング(フィールド名の変更)

また、従来からリファクタリング機能の一部をクイックアシスト([CTRL]+[1])から呼び出すことが可能だったが、クイックアシストでのリファクタリング時は詳細情報を入力するためのダイアログが表示されないため、たとえばローカル変数の抽出時などに変数名を指定できないといった問題があった。Eclipse 3.3では以下のようにエディタ上でインラインで変数名を指定できるようになっている。キーボードだけで操作が可能なため、クイックアシストが可能な場合は積極的に利用するといいだろう。

図 28: クイックアシストでのリファクタリング

なお、「Refactor」メニューから「Create Script...」を選択することで過去に実行したリファクタリング処理の履歴から任意のものを選んでXMLファイルとして保存しておくことができる。保存したスクリプトをインポートし、リファクタリング処理を適用することもできるようになっている。

Java検索

検索ダイアログのJava検索機能では検索対象を指定するためのオプションが追加された。これまでは「JREのライブラリを検索対象に含めるかどうか」しか指定することができなかったが、Eclipse 3.3では検索対象を細かく指定することができるようになっている。

たとえば作成中のアプリケーションのソースコードのみを検索対象にしたい場合は「Sources」のみにチェックを入れて検索を行えばよい。検索対象を絞り込んでおくことで検索時間が短縮され、結果結果もわかりやすいものになる。

図 29: Java検索で検索対象が指定可能になった