カシオ計算機は10月3日、アウトドア向けのリストデバイス「PRO TREK Smart(プロトレックスマート)」の新製品として、冬のアウトドア仕様とした「WSD-F20X」を発表した。11月17日に発売し、税別価格は56,000円。

WSD-F20X

今回のWSD-F20Xは、Android Wear 2.0を搭載した、いわゆるスマートウオッチ。既存モデルの「WSD-F20」をベースとし、バンドの交換を可能とした。冬のスキーや登山といったウィンターアクティビティでの使用を想定し、スキーウェアやスノーボードウェアなどの上からでも手首に装着しやすいように、ロングタイプの替えクロスバンドが付属する。通常のバンドは、軽装のアクティビティやタウンユース向けのウレタンバンドだ。本体とベゼルはブラックで、時字にPRO TREKのブランドカラーであるグリーンを配している。

同梱のウレタンバンドとロングクロスバンド

基本的なスペックと機能はWSD-F20を踏襲し、低消費電力の内蔵GPS、スマホと連携せずWSD-F20Xだけで使えるカラー地図などが大きな特徴だ。WSD-F20Xは、「アクティビティ」アプリのスノーモードを備え、スキーやスノーボードで滑った軌跡の表示や、トップスピードの表示に対応した。

スノーノード

新フェイス「プレイス」

また今回、新デザインのウオッチフェイス「プレイス」を追加。プレイスは、ユーザーのGoogleカレンダーと連携し、Googleカレンダーに登録した予定や場所をウオッチ上に表示する。さらに、予定や場所をウオッチ上で選択すると、アナログ時計表示の背景画像として、行き先の地図を表示するようになっている。背景画像には、現在地の表示も可能だ。12時位置と6時位置のインダイヤルはカスタマイズに対応し、高度、気圧、電池残量、Google製およびサードパーティ製アプリのデータなどを表示する。なお、プレイスは、既存モデルのWSD-F20S、WSD-F20にもインストール可能。

主な仕様は下図の通り。

クリックで拡大

※1 : カシオ計算機の独自試験
※2 : MIL-STD-810Gの試験についてはカシオ計算機のWebサイトを参照のこと