レノボ・ジャパンは8月23日、日本マイクロソフトとクラウドソリューションプロバイダーの契約を締結することで、法人向けWindows 10 Enterprise E3 /E5を主体としたセキュリティソリューションを提供開始すると発表した。価格は月額1サブスクリプション当たり760円からで、9月から販売開始予定。

Windows 10 Enterprise E3は、ロックダウン機能やハードウェアとIDの保護といったエンドポイントの保護や情報漏洩を防ぐセキュリティ機能を提供する。Windows 10 Enterprise E5は侵入検知を行い、発覚した後の事後対策を速やかに行うWindows Defender ATP(Advanced Threat Protection)を提供する。これらはユーザー単位の月額モデルで利用することができる。

レノボのThinkPadをはじめWindows 10 Pro搭載のThinkCentre、タブレット製品において、Windows 10 Enterprise E3 / E5を選択できるようになる。

Windows Defender ATPの画面

両社は、Windows 10 に継続的なアップデートを提供するWindows as a Serviceの用のノウハウの提供、互換性を検証するサービスを開始する。

レノボは、今回の日本マイクロソフトとのクラウドソリューションプロバイダー契約締結にあたり、自社のPCのサポートに加え、Windows 10 Enterprise E3 / E5のサポートも提供する。従来のサポート体制では、PC、タブレット、OSそれぞれのサポート窓口へ問い合わせが必要だったが、レノボ・ジャパンに一元化されることになる。

また、レノボはクラウドソリューションの販売開始により、クラウドサービスを含めたマイクロソフトのソリューションの提供が可能になる。