Search Engine Landに7月26日(米国時間)に掲載された記事「Google has dropped Google Instant Search」が、同日をもってGoogleは同社の検索サービスから「Google Instant」を削除したと伝えた。Google Instantは2010年に導入された機能で、主にデスクトップPCから検索を行う際に、検索ワードの入力中に検索結果もリアルタイムに表示するというもの。今後この機能が動作することはないとされている。入力中の検索ワードサジェスト機能は今後も動作するという。

Googleは2010年当時、検索ワードを入力している間に検索結果を表示するという「Google Instant」の機能は検索における抜本的な変化だとして大々的に発表を行っていた。しかし、インターネットの利用割合は徐々にデスクトップからスマートフォンやタブレットデバイスへ移行。Google Instantの機能そのものがそぐわなくなってきたといった背景がある。

Google検索の利用の50%以上がスマートフォンやタブレットデバイスといったモバイルデバイスからとされている。シェアに多少の違いはあるが、多くの調査結果がインターネットへのアクセスの半分ほどがモバイルデバイスからと分析しており、さらに今後も増加が予測されている。