アルテアエンジニアリングは、電通国際情報サービス(ISID)と、概念設計から詳細設計に展開するために必要な、さまざまな領域問題に対応する包括的シミュレーションプラットフォーム「HyperWorks」の代理店契約を締結したことを発表した。

これまでも両社は、設計者向け最適化ツール「solidThinking」を、開発の初期段階におけるコンセプト設計ツールと位置づけ、市場に提供してきたが、今回の契約により、コンセプト設計から詳細設計における3次元解析・シミュレーションへの展開に範囲を拡大して製造業の顧客企業の支援が可能になるという。

HyperWorksは、モデリング、解析、最適化、可視化、レポート作成、共同作業による知識管理という、シミュレーションプロセスのあらゆる場面に対応するもので、「pay-for-use(使った分だけ支払いが発生する)」方式のライセンスモデルを採用している。

なお、今回の提携により、ISIDが従来対応していた解析分野に、HyperWorksのモデリング技術、および電磁場(波)解析、衝撃・衝突解析の分野が追加されることとなるため、両社は、企画構想段階から詳細設計に至るあらゆる段階で、製品の各性能の計画、予測、検証、改善が可能になり、より幅広い分野に対応することができるようになるとコメントしている。