荏原製作所は7月24日、スマートフォン(スマホ)で運転状態を確認出来る給水ポンプを発売したと発表した。給水ポンプの「フレッシャー3100」および「直結給水ブースタポンプ」シリーズに、13.55MHzの周波数を利用する近距離無線通信技術である「NFC(Near Field Communication)通信」機能を搭載した。

ポンプにスマホをかざすと給水ポンプの運転状態が確認できる

これらの製品は、専用アプリ「フレッシャーLINK」をインストールしたスマートフォンで、給水ポンプの機器情報や運転状況、故障情報、設定値を把握できる。なお、同アプリはAndoroid端末専用で、iPhoneについてはNFC対応状況に応じiOS向けアプリの開発も検討しているとのこと。

また、給水ポンプ側も、今回のNFC機能搭載にあわせて、従来のキャビネットデザインを一新し、カバーの着脱を簡単化したほか、新規バルブの採用による配管施工の自由度向上、一部機種の小型・軽量化を実現。さらに、給水管への負荷を減少するウォーターハンマ抑制機能を搭載するなど改良が施されたという。