自動車は高価な買い物だけに、車種を選ぶ際、さまざまな検討すべきポイントがある。しかし、人によってはデザインであったり、走行性能だったり、価格だったりと、重視するポイントもまちまちだ。そこで今回は、マイナビニュース会員506名に複数回答で「自動車の購入を検討する際、重視するポイントを教えてください」と質問し、その理由も聞いてみた。多くの人は車種の選択時に、どんなポイントを重視しているのだろうか。
Q.自動車の購入を検討する際、重視するポイントを教えてください。(複数回答可)
1位 : 価格(325人)
2位 : 燃費(269人)
3位 : 運転しやすさ(218人)
4位 : 外観デザイン・カラー(207人)
5位 : 維持費(191人)
6位 : 乗り心地(186人)
7位 : ボディタイプ(177人)
8位 : 車内の広さ(165人)
9位 : 走行性能(154人)
10位 : メーカー(151人)
Q.そのポイントを選んだ理由を教えてください。
■価格・燃費・維持費を重視
・「価格、燃費、税金などの車の維持費に関わることが一番大きい」(26歳/山口県/会社員・公務員・団体職員)
・「毎日乗るものなので、燃費性能と手軽さを重視しています」(44歳/奈良県/会社員・公務員・団体職員)
・「性能はもちろん、コストパフォーマンスや燃費が重要」(43歳/埼玉県/会社員・公務員・団体職員)
・「車は維持するだけでも金が掛かるので、なるべく燃費が良く維持費が安い方がよい」(59歳/東京都/個人事業主・会社役員)
・「基本的には金額重視。なので燃費も気になるし、保険や税金等の維持費も気になる。そもそも車にあまり関心がないので、国産の安くて乗りやすいオートマ車であり、信頼できるメーカーの作ったものであるならば、あとのことは金額が問題になるだけ」(44歳/千葉県/専業主婦)
■運転しやすさ・乗り心地・車内の広さを重視
・「乗っていて快適で、疲れない車が欲しい。毎日利用するものなので体に負担がかからないものの方が良い」(33歳/山口県/会社員・公務員・団体職員)
・「長時間乗るのでストレスが溜まりにくいもの」(35歳/宮城県/フリーター)
・「あまり車に詳しくないので、運転しやすくて安全であれば嬉しい」(46歳/東京都/フリーター)
・「子供と出掛けるのに便利か、長時間運転してても疲れにくいか」(38歳/大阪府/会社員・公務員・団体職員)
・「乗り心地が良くて、燃費性能も良く、価格が安ければ言うことなし。乗り心地等は数値には出ないので、クチコミをチェックするのも大事」(44歳/神奈川県/会社員・公務員・団体職員)
■外観デザイン・カラーを重視
・「長く乗るものなので、飽きない為にデザインはとても重要」(30歳/群馬県/フリーター)
・「デザインが引き立つように白い色の車を選びたいと思います」(32歳/東京都/会社員・公務員・団体職員)
・「カラーは運転が楽しくなるような、明るい派手な色がいい」(39歳/埼玉県/会社員・公務員・団体職員)
・「見た目が気に入る車だと、テンションが上がるから」(33歳/東京都/会社員・公務員・団体職員)
■ボディタイプ・メーカーを重視
・「人も荷物も乗せられて小回りもきくミニバンがいい。メーカーはトヨタ車しか乗ったことがない」(44歳/三重県/会社員・公務員・団体職員)
・「好きなメーカーから新車が出れば適宜購入を検討する」(32歳/東京都/個人事業主・会社役員)
・「紅いハッチバックしか乗らない。ゴルフ限定」(50歳/神奈川県/会社員・公務員・団体職員)
■その他
・「走行性能で選ぶ。クルマは趣味の1つなので、なによりも走りの楽しさが重要だから」(54歳/千葉県/個人事業主・会社役員)
・「誰もが振り返るクルマに乗りたかった。自分の生き方を表すような、こだわりがあるクルマ」(60歳/千葉県/会社員・公務員・団体職員)
・「全てにおいてライフスタイルに合うかどうかを良く良く考える」(41歳/新潟県/会社員・公務員・団体職員)
・「一時の気の迷いや勢いやノリではなく、1~2年後はどうあるのかを想像しながら決める」(41歳/神奈川県/その他)
■総評
今回のアンケートでは、「価格」を重視する人が1位で全体の6割以上、「燃費」を重視する人で2位で全体の半数以上を占め、経済的な観点で購入する車を選択するという人が多数であった。続いて「運転しやすさ」が3位、「外観デザイン・カラー」が4位となり、「走行性能」は9位であった。「ライフスタイルに合うかどうかを良く良く考える」(41歳/新潟県/会社員・公務員・団体職員)といった意見からもうかがえるように、価格も含めたライフスタイルを考慮してクルマを選んでいる人が多いのかもしれない。
ただし、「クルマは趣味の1つなので、なによりも走りの楽しさが重要だから」(54歳/千葉県/個人事業主・会社役員)、「誰もが振り返るクルマに乗りたかった。自分の生き方を表すような、こだわりがあるクルマ」(60歳/千葉県/会社員・公務員・団体職員)といった回答もあり、クルマを単なる道具や移動手段ではなく、趣味やこだわりの対象として選んでいる層はいまも健在のようだった。
調査時期: 2017年2月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真は本文とは関係ありません。