米PTCは、米サンフランシスコで開催されたOSIsoft Users Conferenceにて、PTCが提供するThingWorxインダストリアルIoTプラットフォームと、米OSIsoft社が提供するPI Systemを連携させ、接続されたデータソースを活用するIoTソリューションをより短期間で開発する新たな仕組みを発表した。

同連携機能により、顧客はPI Systemデータインフラストラクチャを利用してアプリケーション開発、機械学習、インダストリアル・コネクティビティ、拡張現実(AR)などのThingWorxの機能を簡単に組み込むことや、ThingWorx Marketplaceで公開されているアプリケーションを利用してIoTへの取り組みを加速し、より大きな投資効果を短期間に生み出すことが可能になる。

PI Systemは、オペレーションや製品のデータからリアルタイムで洞察を得るためにデータを収集し、状況に当てはめるアプリケーション対応のデータインフラストラクチャで、PI SystemのデータをインダストリアルIoTプラットフォームであるThingWorxに取り込み、予測型アナリティクスモデルを構築し予知保全を実現することで、予定外のダウンタイム防止、インダストリアルIoTアプリケーションの開発、オペレーションデータのリアルタイムでの提供、新たな拡張現実(AR)体験を通じた作業者の効率化など、ユーザーはデータから多くの価値を得ることができるという。

OSIsoftとPTCは今後、ソリューションの連携に加え、ディスクリート製造業、ハイブリッド製造、原油・天然ガス採掘、公益事業、プロセス製造業などにおけるオペレーション分野でのビジネスチャンスの発掘と提案活動も共同で推進していくということだ。