トラストバンクは2月9日、「ふるさと納税」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は1月19日~29日、有効回答は20代~70代の「ふるさとチョイス」会員1,471人。

ふるさと納税のお礼品、86%がリピート希望

ふるさと納税を始めた時期を聞くと、「2016年」が42%、「2015年」が40%で、直近2年と答えた人が計82%に上った。

2016年にふるさと納税をした件数は、「1件~4件」が41%で最も多く、以下、「6件~10件」が18%、「5件」が17%と続いた。また、回答者のうち、「2016年の1年間で11件以上」は全体の21%にのぼった。

2016年にふるさと納税をした件数

寄附先を選ぶ際の基準については、「ふるさと納税がきっかけ」が79%、「好きな街(旅行などで訪れた)だから」が10%、「自身・家族の出身地だから」が9%だった。

ふるさと納税で得たものについては「食材など(モノ)」が68%、「災害支援や地域活性化の取り組みに寄附」が21%、「旅行・体験など(コト)」が6%だった。

寄附でもらったお礼品をリピートしたいと思うか尋ねたところ、「また寄附をすることで受け取りたい」が72%、「アンテナショップやネットショッピング等で購入したい」が14%で、計86%がリピートを希望しており、「継続的な支援が望める結果」(同社)となった。

寄附でもらったお礼の品をリピートしたいと思いますか?(複数選択可)

寄附金の「使い道」についてみると、災害(被災地)支援を「した」ことがある人は26%、「今後したい」と考えている人は21%で、約半数の計47%が災害支援の経験、もしくは関心があることが判明。同社は「災害支援の1つの方法として、ふるさと納税が定着しつつある」と推測している。

寄附の際、「使い道」を意識したかとの問いに対しては、55%が「まあまあ意識した」、18%が「強く意識した」と答え、計73%が使い道を意識していることがわかった。

2017年のふるさと納税の予定を聞くと、約100%が「する予定だ」と回答した。