すっきりしたおなか周りを目指すために食べたいものとは?

ダイエットが多くの人にとって重要な関心事の一つであるのは、古今東西でほぼ共通していると言っても差し支えないだろう。そして、大半のダイエッターができるだけ労をかけずにやせたいと願っていることも共通しているはずだ。

簡単にできるダイエット法の一つに食事改善が挙げられる。食べる物を選ぶことは体重を落とすために大切であり、食事を意識するだけなのであまり労力もかからない。では、体重を落としたいときに食べるとよい食品は何だろうか。

海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「ぽっこりおなかを撃退するための食べ物」に関するコラムが掲載された。同コラム内には、栄養士のカサンドラ・バーンズ氏が推奨する「消化がよくダイエットに最適の食べ物」が紹介されている。以下にまとめた食べ物を参考にしながら、「ぽっこりおなか」から「すっきりおなか」を目指してみてはいかがだろうか。

キムチ

ザワークラウト(ドイツにおけるキャベツの漬物)は腸に優しい菌を含んでおり、天然のプロバイオティクスである。それはキムチにも言えることだ。加熱処理したキムチではなく、ラベルに「生」と記載されたキムチやザワークラウトの方が身体によい。

アーティチョーク
「この野菜は水溶性の食物繊維であるイヌリン摂取に最適の食べ物です。イヌリンにはプレバイオティク効果があり、善玉バクテリアを腸で培養するのに役立っています」とカサンドラ氏は語る。

しょうが
カサンドラ氏は「しょうがは胃酸と消化液の生成を刺激し、腸内の食べ物の循環を促進させます」と解説。シチューや炒め物、スープ、野菜ジュース、サラダ、カレーなどに入れるとよい。

みそ
腸と消化によい善玉バクテリアと生きた酵素が含まれていて健康によい。キムチ同様、熱処理されていないものを使う。

オーツ麦
健康な腸の働きと便通に食物繊維は欠かせない。ただ、小麦ふすまは消化不良を起こす人がいる可能性もあるため、カサンドラ氏は食物繊維摂取にオーツ麦を推奨。オーツ麦はコレステロールを下げ、血糖値管理にも役立つと考えられている。

リンゴ酢
私たちの多くは胃酸が足りていない。胃酸が不足すると吐き気や胸焼けといった消化不良にまつわる症状が引き起こされる。これらを防ぐためには、食前にスプーン1杯のリンゴ酢を少量の水と混ぜて飲むとよい。ただし、胃酸を減らすための薬を服用しているのであれば、この方法は避けた方がよいとしている。

かぼちゃの種
腸の健康にとって重要な亜鉛を簡単に摂取できるのがかぼちゃの種だ。かぼちゃの種を擦り砕いて食べるのが最も効率的に栄養を摂取できる方法だという。

※写真と本文は関係ありません


記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。