作家の乙武洋匡氏(40)が、9日にインターネットテレビ局「AbemaTV」で生放送された『AbemaPrime』(毎週月曜21:00~23:00)にゲスト出演し、昨年の不倫騒動の胸中を語った。

不倫騒動後の心境を語った乙武氏

昨年3月、『週刊新潮』で不倫を報じられ、過去に5人の女性との関係があったことを認めた乙武氏。その後、公式サイトで妻(当時)と共に謝罪文を掲載。同年9月には妻との離婚が成立し、11月27日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』で約9カ月ぶりのテレビ復帰を果たした。最近ではメディアへの露出も増え始め、再開したツイッターでの発言も以前のような切れ味に。

この日も自身の不倫騒動を「自分の人生にとってはもうちょっと先になってみないと評価できないけど、世の中的には良かったかなと。障害者がここまでフルスイングで叩かれることって今までなかった。障害者は弱者であり皆で擁護しなければいけない存在だというのが暗黙の了解だった。それが、障害者だって悪いことをしたら叩かれるんだよ、という先行事例になった」と客観視。「それでも僕の人生は続いていくので、いろんな仮面を脱ぎ去って素でやり直していこうかなと思う」と再起を誓った。

また、女優・前田敦子がAKB48時代に残した名言「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」を引用し、「僕にも重なるところがあって、乙武を嫌いになっても良いけど、障害者のことは嫌いにならないで下さい」とメッセージ。「僕は障害者を代表してない。早く乙武2号でも3号でも出てきてもらって、引退したいですよ」とメディアを通じて情報を発信していく人が増えることに期待を寄せた。

乙武氏がVTRで登場したのは、月曜レギュラーのウーマンラッシュアワー・村本大輔と元NHKアナウンサーでジャーナリスト・堀潤氏らがゲストと共にお酒を交えながらニュースを語り合うコーナー。村本はインフルエンザのために欠席だったが、スタジオで対談の模様を見て「乙武さんのことをみんな、障害を乗り越えて戦っていてキラキラしていると思うじゃないですか。そういう人が『不倫をした』という大義名分で叩かれている。普段からふざけている芸人が不倫をしてもマークされないのに」と意見を述べていた。