ローランドは、指一本で本格的に演奏できるという新コンセプトのキーボード「GO:KEYS(ゴーキーズ)」と「GO:PIANO(ゴーピアノ)」を、米国ラスベガスで開催される「CES 2017」で発表する。発売は2017年3月を予定。

GO:KEYS(ゴーキーズ)

GO:PIANO(ゴーピアノ)

「GO:KEYS(ゴーキーズ)」と「GO:PIANO(ゴーピアノ)」は、これから鍵盤楽器を始めてみたいという初心者向けに。シンプルな操作で気軽に演奏できるコンパクトサイズの61鍵キーボード。エントリー向けとは言えど、GO:KEYSには、500種類以上の本格的なシンセサイザー音色が、GO:PIANOには、ローランドのデジタルピアノ上位機種のサウンドを継承した音色が搭載されている。

GO:KEYSでは、EDM、ヒップホップ、ロック、ハウス、R&B などダンス系を中心に12 ジャンルのリズムや伴奏音を用意。ドラム、ベース、シンセサイザーなど、鍵盤の各音域に割り当てられた各ジャンル56パターンのフレーズを指一本で選びながら、リアルタイムに音を重ねていくことでDJ感覚で演奏を楽しめる。完成した曲は本体に保存することが可能だ。

本体パネルに搭載された「パフォーマンス・パッド」では、演奏中、10個に分かれたパッドに指先で触れ、左右に動かすことで、音の高さを変化させたり、同じ音を連続させたり(ロール)、DJプレイのような効果をかけながら演奏できる。また、Bluetooth機能により、モバイル機器で再生した音楽やミュージックビデオを、GO:KEYSのスピーカーで鳴らしながら、一緒に演奏するといったことも可能だ。

GO:PIANOでは、ピアノ音色を10種類内蔵し、タッチによる音色変化、表現力を実現している。加えてエレクトリックピアノ、オルガンなどの音色を40種類内蔵しており、演奏する曲や音楽ジャンルにあわせた演奏ができる。鍵盤はアコースティックピアノと同じ幅で、コンパクトながらも弾きやすさにこだわった。白鍵の表面は、指になじむ象牙調の加工を採用している。

GO:KEYS同様、Bluetooth機能に対応しており、モバイル機器で再生した音楽やミュージックビデオを、本体のスピーカーで鳴らしながら、一緒に演奏できる。また、ローランドが提供する無料アプリ「Piano Partner 2(ピアノ・パートナー2)」に対応。内蔵曲をタブレットに譜面表示させたり、リズム機能を使って自動伴奏と一緒に演奏したり、音あてゲームを楽しんだりできる。

サイズはともに、877(W)×271(D)×82(H)mmで、質量は3.9kg。価格はオープンで、市場想定価格はいずれも税込で30,000円前後となる模様。