ローランドは、パソコンやiPadに接続して、音楽制作やライブ録音、ネット配信などで利用できるUSBオーディオインターフェース「Rubix」シリーズを、米国ラスベガスで開催される「CES 2017」で発表する。発売は2017年2月下旬を予定している。

Rubix44

Rubix22

Rubix22

今回発表された「Rubix」シリーズは、正面、上からのどちらからも音声入力の状態を確認できる視認性の高いレベルインジケーターを採用したUSBオーディオインターフェース。Mac/Windows PC、iPadに対応する。Windows環境に於いては、独自のドライバー技術により、失敗しがちなインストール作業を軽減することに成功している(Mac/iPadではドライバーのインストール不要)。

入出力は24bit/192kHzに対応。入力端子はXLRコンボジャックを採用している。コンデンサーマイク用にファンタム電源、ギター/ベース用にHi-Z入力に対応し、ほかにもオーディオプレーヤーなど、さまざまな機器を接続することができる。

パソコンなどから発生する電磁波を遮断するために、本体は頑丈さを兼ね備えたメタルボディを採用。また、ステージ上のケーブルなどから侵入するノイズを軽減するために、全出力にインピーダンスバランス型出力回路を搭載。さらに全出力端子にグラウンドリフト機能を装備したことで、グラウンドループによるノイズを遮断することができるなど、低ノイズ設計に注力している。

本体のほか、DAWソフト「Ableton Live Lite」のライセンスなどが付属。対応OSは、Mac OS X 10.10以上、iOS 9以上、Windows 7/8/8.1/10となっている。

共通仕様は以上で、4in/4outの「Rubix44」、2in/4outの「Rubix24」と2in/2outの「Rubix22」という3モデルでの展開。「Rubix44」と「Rubix24」については、マイク入力部に、突発的な過度の入力に対応するコンプレッサー/リミッターを装備する。

サイズは「Rubix44」が310(W)×165(D)×46(H)mmで、質量は1.8kg、「Rubix24」は183(W)×165(D)×46(H)mmで、質量は1.2kg、「Rubix22」は145(W)×165(D)×46(H)mmで、質量は1.0kgとなっている。

価格はオープン、市場想定価格はいずれも税込で、「Rubix44」が33,000円前後、「Rubix24」が23,000円前後、「Rubix22」が18,000円前後となる模様。

Rubix - Portable, Powerful USB Audio Interface