SCSKは、SAPの最新ERP製品「SAP Business Suite 4 SAP HANA(SAP S/4HANA)」導入テンプレートとその関連サービス「AddValue(アドバリュー)」シリーズを、Amazon Web Services(AWS)上で12月15日から提供を開始したと発表した。
SCSKはITインフラとしてのAWSに着目し、SAP関連サービスにおいても、その優位性を大いに活用したサービスを提供することで、顧客のTCO(Total Cost of Ownership)削減とROI(Return On Investment)の最大化に寄与できると考えている。SCSKは、AWSのアドバンスドコンサルティングパートナーであり、AWSを便利に利用するためのサービスメニューとして、2012年よりSCSKのクラウドサービス「USiZE パブリッククラウドモデル(AWS)」を提供し、多くの企業が利用している。
今回、SCSKが提供するSAP S/4HANA導入テンプレートと関連サービス「Add-Value」シリーズは、「Add-Value for Accounting」「Add-Value for Manufacturing」「Add-Value for 手形管理」。
Add-Value for Accountingは、一般会計、債権管理、債務管理を対象にしており、SCSKの実績・ノウハウをもとに、日本企業の会計業務に必要な主要機能(手形管理、各種自動消込など)をあらかじめ実装したソリューション。Add-Value for Manufacturingは、組立/プロセス製造業で必要となる販売、購買、生産、財務会計、管理会計などの多岐にわたる業務をカバーするトータル・ソリューション。Add-Value for 手形管理は、手形管理に必要な計上から決済までの機能に加え、電子記録債権「でんさいネット」対応機能を兼ね備えたAdd-Onを実装したソリューション。
また、関連サービスとして、「SAP S/4HANA」の導入やマイグレーションを支援する各種サービスを順次提供。その第一弾として、「SAP S/4HANA」を使って、自社業務との簡易適合性検証を可能にするPOCサービスを提供開始する。同サービスを利用することで、上述の各種テンプレートとクラウド環境を活用して早期に検証を実施でき、また、これにより「SAP S/4HANA」導入プロジェクトにおけるリスクを事前に軽減できる。